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里帰り

お盆休みとお正月は親戚が集まってきます。

だから、私も里帰りをするのだけど
母のように、妹のようには主婦の仕事が上手にこなせません(涙)

もっぱら姪っ子や甥っ子の遊び相手だとか
そんな役割が回ってくる。

全力で体当たりしてくるちびっこ達。

可愛いけれど、きっと私のこと
遊び相手やと思ってるやろ~!
 
 
また別の日には叔父や伯母達が来てくれて
両親を京都にあるご先祖さまのお墓まで
連れていってくれます(感謝)。

自分の子供の頃の話だとか
その後の話だとかは、もういいよ。。。聞きたくない。

でも

私が生まれた日に叔父の一人は就職が決まったという。

私が一歳の誕生日にはデコレーションケーキが二つ届いたらしい。

テレビがまだ白黒で、カメラも自宅には無かった。
(あ、貧しかったんだけど)

そんな話をとつとつと、伯母たちが懐かしそうに話してくれた。
 
 

いつも無口で
どちらかと言えばぶっきらぼうな父だけど

もしかしたら

言葉に出さないだけで
態度に出せないだけで

自分にできるいっぱいっぱいのやり方で
愛してくれていたのかなと思った。


 
だからって不条理に叱られたりとか
いろんなわだかまりは私の内にしっかり残っている・・・だけど

 
そう思ったら
そのことについて
父のことを許してあげようかなと想えてきた。
(エラソーやな、私)

 

パソコンに向かっている父の膝もとに
甥っ子が興味深そうに寄ってきてる。

父はとても嬉しそうだった。

 

お客さまが帰られて最後に台所のお片付け

『ひとりでできるから、いいよ。』、と母。

 
私は父とパソコンの話だとか
今の仕事の話などお互いの近況報告。

父が眠りについたなら

今度は母が私のそばに。。

 
いっぱいお話したいよね、女同士で。
父の介護のことも、自分の身体のことも、これから先のことも
実は不安があふれて止まらないのを、私は知っているつもり。

たわいもない内容だけど、母からの話はとまらない。

気がつけば、いつも23時を回っている。

 
明日は用事があるからと私は腰を上げる。

 
 
見送らなくても大丈夫。 ちゃんと帰れるから(笑)

『判らんで、おまえは。
どこでコケてるかもしれへんから(笑)』


そんな言葉を交わしながら
私は手を振って団地を後にした。


階段の入口付近には
手入れをされた植物たち。

美しく咲いた夏の花
そして、椿には実がなっている。


そういえば、前の家を出たのは冬で
椿には花が咲いてたっけ。
 
---------

もう見送らなくていいよ。

> 「じゃあ、今日は行くわ。
>  ここにいたら連れ戻されるかもしれへんし、な。」

そう言って実家を出る時にも見送ってくれた
母の姿を思い出すから。


 
今度、もう少し落ち着いたら

「泊めてね」ってお願いしてみよう。

その夜には帰る時間を気にしないで
たくさんお喋りできるから。。
 
 
 
 

 
もう見送らなくていいよ。

ちゃんと自分の足で立って生きていけるようになるから。

絶対になるから。
 

ありがとう。

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