寒さ・・・緩む
土曜日の夕方に少し遠い魚屋さんで美味しそうなものを選んでから
それを持って実家に向かいました。
父を二週間前の病院へ連れて行く前に私は母と電話で言い合いました。
「もうこれ以上連れまわさないでやって欲しい」
「もう少し諦めないで欲しい」
現実には物理的や経済的な事情が大きな不安の壁になっていた。
今まで私の行動に価値を認めてくれたことは殆どない母でしたが
私も今回は久しぶりにキレました。
出来のイマイチな娘が迷惑をかけ続けているのは紛れもない事実。
お小言が続くのは仕方がないのだけど
この家に帰るたび膨らみかけた気持ちは都度削がれて
コンプレックスの塊に戻ってしまう私がいる。
父が復調したおかげでその後その話題には
触れることがないままの再会でした。
父の背中は相変わらずパソコンに向かっておりました。
お鍋の準備ができた頃、父も台所に顔を出す。
父「ようっ この間は すまなんだなぁ、ありがとう!」
私「ようっ、昨日も出かけたんやって?
病み上がりとは思われへんなー(笑)」
母が出してきた焼酎は以前に妹がお土産にもってきたもの。
珍しいそうなのだけど、うちはそういうのに疎いデス^^;
でもそれで3人で乾杯しました。
お互いちょっぴり言葉を選びながらだけど
3人でほっこりお鍋☆
また自分で靴下も履けるようになったと嬉しそうな父。
反面、杖歩行に切りかえた為に雨の外出が難しくなったこと。
PC講師補助のボランティアも辞めようかと心細い言葉も出てくる
・・・これは、ちと切ない。
父がお風呂に入っているときのこと。
「診てくださった先生がね、治療の時に『ここまでご縁を辿って
連れて来てくれたことにありがとうと伝えてあげて』
と言ってたそうよ。」
一緒に食事の後片付けをしながら、母がぽそっと伝えてくれました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
(ナルホド。アリガトウナンテ、メノマエデイッテクレタコト、ナカッタモンネ)
「考えたら介護始まってもう20年以上なんやもんね
お母さんようやってるなと思うわ。
・・・正直、私やったら途中で参ってると思う。」
私が返した言葉に母は顔をほんの少し緩ませました。
気を張り続けていたんやね、お母さん。
母の辛口は相変わらずやけど、この夜は少し空気が和らぎました。
今回の父の件で私も含めて皆の気持ちに変化があったようです。
Y先生、本当にありがとうございます!
でも・・・もうここには戻りたくない。
もうただの塊のように生きるのは いや。
・・・・・・ ソノタメニ ウゴクコト ・・・・・・
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